なぜ汗が出るのか?
なぜ汗が手のひらや足の裏から汗が出るのか?のルーツを簡単に解説します。
(単に汗が出るメカニズム?を医師から教えてもらった事を簡単に説明します。)
大昔、人はお猿さんでした。お猿さんは、主に木の上で生活していました。
しかし木の上だけの生活では生活できなく、食べ物を求めて天敵が多い地上に
平和な生活の木の上から降りなくてはいけないのです。当然、天敵が多い命にも
関わる事態にもなりかねません。必然的に緊張します。いつでも木の上に逃げれる
体制を必要とされます。たとえお猿さんと言えども非常事態に確実に安全に木の上に
避難できるか分かりませんし不安でもあります。
さあ、小さな頃に鉄棒に登った経験があるでしょう?(汗が出てない時)その時・・・
不便ではありませんでしたか?手が滑って鉄棒に登れなかったのではないでしょうか?
そして手に唾を吐き付けて湿らしてグリップを良くして登ろうとすると簡単に登れたでしょう?
そう、それが鍵なのです。大昔、人間の祖先であるお猿さんは必然に迫られた時、
天敵に怯え緊張して木から降りたのです。緊急に木に登り危険から逃れる為に
確実に木に登れるように、僕達が小さな頃手に唾を吹き付けたように、お猿さんにも
適度な汗が必要だったと考えられます。そして汗が出るように進化していったのです。
お猿さんは当然手足4本とも使うので足の裏も必然的に同じようになっていったと考えられます。
その名残が「手に汗を握る」そのような時に汗が出るのが残ったと言うわけです。
手掌多汗症は緊張など精神的な刺激に関わらず出るのが謎なのですが、手足に汗をかくのは
そのような性質か?体質を多く持って生まれてきたからだと言うのが決定的ではないものの
その理由、起源だと考えられています。
全身的な発汗は交感神経によるものだが、緊張したときの手の汗など精神的要素の多い汗は
副交感神経によるものとされる。緊張など精神的な要因で手のひらに汗をかくのは
副交感神経によるものとされています。医療現場では、何らかの原因や遺伝的要素で
副交感神経にスイッチが入りやすい人が手掌多汗症だと、現代医療でもこのレベルの認識らしいです。
脇はどうか?手掌多汗症の方には、実はお尻にも多く汗をかく方も多いと思います。
ここからは推測ですが動物にはお尻に縄張りを知らせる為、自分の居場所を仲間に知らせる為などに
お尻あたりから分泌物を出します。犬を例にしますと、肛門に肛門線というとても臭う
分泌物を出すものがあります。犬の散歩の時に犬と犬が挨拶する時に、お尻を互いにかいで
挨拶をするのを見かけます。手足に汗をかく以外に自分の居場所を臭い(匂い)で知らせる
名残が脇やお尻(又)に残ったのではないかとお医者さんのお話をかみくだいて説明すると
このような大昔の祖先の名残がルーツと考えられ推測されています。
以上の話は、手掌多汗症とは結びつくか?はともかくとしてそういう事らしいです・・・。参考までに・・・。